この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
「携帯販売員・携帯ショップ店員は底辺の仕事だ」
そんな不名誉な発言を聞くことがあります。
僕自身、都内・家電量販店の携帯販売員を8年勤めましたが、この発言に対して正直、理解できる部分が多いのが事実です。
この記事ではなぜ、携帯販売員や携帯ショップ店員が「底辺」と呼ばれるかについて利用者側、そして携帯販売員当事者としての両面から解説します。
※なお、もし携帯販売員からの転職を検討している方は以下の記事をご覧ください。
携帯販売員から年収400万円以上アップすることができた僕の転職術について以下に記載しています。
利用者が携帯販売員・携帯ショップ店員を「底辺」と思う理由
まず、利用者(お客様)側から「底辺」と感じる理由をいくつか紹介します。
接客の質が良くない
携帯ショップによっては接客の質が良くないと感じることがあります。
長時間待たされあげくに手続きも長時間かかったり、またそもそもあまり詳しくないスタッフに接客されるということがあってそれが利用者の不満につながります。
この内情としては実は携帯販売員の離職率が高い傾向にあり、店舗によっては人員不足や教育不足のスタッフが接客せざるを得ないということがよくあります。
情報漏洩
また、たまにニュースに上がったりしますが、一部の携帯販売員が顧客情報を漏洩したり、私的に悪用するといったこともあります。
この情報化時代に個人情報の漏洩は大きなトラブルにつながりかねません。
そのために、このような事件が起こると不信感につながり
不要なオプションや高性能の機種を押し付けてくる
利用者の意向や用途に沿わないオプションや高性能の機種を押し付けられるというのも携帯販売員が「底辺」だと思われる理由の一つです。
もちろんこの背景には販売員側にノルマが課せられているため、ということなのですが、悪質なケースになってくると高齢者などによく分からないまま不要なオプションを契約させるというものがあり、これによりトラブルが生じることもあります。
携帯業界そのものに不信感がもたれている
そもそもですが、携帯業界そのものが不信感を持たれているというのもあります。
菅前首相の時にだいぶ料金は下がりましたが、長年「携帯電話の料金が高い」という不満が多くありました。
その後、格安スマホが登場したり、政府の介入(?)もあって料金はだいぶ下がってきましたがそれでもその速度は遅々としたもので、「搾取だ」と言われ続けてきた過去があり、まだそのイメージが払拭できていないため、その悪影響として携帯販売員が「底辺」だと言われることがあります。
携帯販売員自体も「底辺」だと感じる場合がある
そして携帯販売員自体も自身の仕事に「底辺」だと感じるポイントが多くあります。
休みが少ない(土日祝も出勤しないといけない)
まずは圧倒的な休みの少なさです。
土日祝はもちろんお盆やゴールデンウィーク、年末年始も出勤しなければなりません。
僕自身は月9日休みでした。
家庭を持っていると家族や子どものイベントとのスケジュールが合わせることが難しいです。
理不尽な異動を強いられる
また、急な異動を強いられることもしばしばです。
せっかく店舗での関係など築いても数か月で異動させられるということもしばしばです。
クレーム対応が多い
クレーム対応が多いことも携帯販売員が「底辺」だと感じるポイントです。
携帯販売員は契約手続きが多く、そこでのミスが発生しやすいというリスクがあり、それによるクレームが発生します。
また、時には自分の不手際だけではなく、スタッフのミス・そしてサービスそのものクレームの対応をしないといけない場合もあります。
仕事がハードな割には給与が少ない
しまいにはこれだけハードな割には給与が少ないというのも「底辺」と感じるポイントです。
携帯販売員の多くが契約社員や派遣社員です。
時給はだいたい1200~1500円ほどです。
契約社員や派遣社員ということで考えると給与水準が高いかもしれませんが、それでも年収300万円台がやっとです。
それでもやりがいを持って働いている人を見ると「やりがい搾取」って言葉が浮かぶくらいです。
携帯販売員から転職したい場合
このような底辺と言われる・感じる状態から抜け出したいなら転職をおすすめします。
携帯販売員・携帯ショップ店員で転職を考えている人の中には
「自分は何ができるんだろう?販売員しかしたことないし」
「どうせ転職したとしても給与もそんなに変わらないんじゃないか」
と疑問や不安を抱いている人もいるかもしれませんが、僕自身、実際に転職活動を進めていると実は携帯販売員が持っているスキルやポテンシャルはとても市場価値が高いことに気づきました。
その理由は携帯販売員には以下のビジネススキルがあることに気づきました。
- 情報収集スキル
- コミュニケーションスキル(営業力)
- 目標達成意欲
- マネジメントスキル
- クレーム対応力
これらは転職市場で価値が高く、様々な業界に活かせられます。
実際に僕含め、携帯販売員から転職をして年収を200万円以上アップさせたり、仕事とプライベートの両立を実現した人もいます。
携帯販売員からの転職活動については以下の記事にまとめていますので興味がある方は参考にしてください。
携帯販売員(携帯ショップ店員)から転職を成功させる方法を経験者が解説しますまとめ
以上、携帯販売員が「底辺」と呼ばれる理由について解説してきました。
自分が誇りややりがいを持てない仕事を続けるのは決して幸せなことではありません。
もし、現状を何とかしたいということであれば転職も視野にいれることをおすすめします。