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「携帯ショップで働こうかな」
「でもきついのかな?」
こんな疑問にお答えします。
結論から言うと携帯販売員・携帯ショップ店員は激キツです。
僕自身、8年間家電量販店での携帯販売員として働いてきましたが、ノルマがきつかったり、土日祝休みが無かったりで本当に大変でした。
今は全く別の業界に転職しましたが本当に良かったなと思っています。
この記事では
- 携帯販売員・携帯ショップ店員で働こうと考えている
- 現在、携帯販売員・携帯ショップ店員で働いていてキツい・しんどい
というあなたに
- 携帯販売員・携帯ショップ店員がきつい理由
- 携帯販売員・携帯ショップ店員に向いている人・向いていない人
- 携帯販売員・携帯ショップ店員のメリット
について解説します。
今、携帯ショップで働こうとしている人はこれを読めば自分に向いているかどうか分かるようになっていますので、是非最後までご覧ください!
※なお、もし現在携帯販売で働いていて「きつい」「しんどい」と感じているなら転職をおすすめします。なぜなら携帯販売員が身に付けているスキルやノウハウは転職市場で評価が高いからです。
僕自身も携帯販売員から転職して年収400万円以上アップすることができました。
その転職経験を経て、携帯販売員の転職方法を以下にまとめていますので、良ければこちらも併せてご覧ください。
携帯販売員・携帯ショップ店員の仕事とは?
まず、携帯販売員・携帯ショップ店員はどんな仕事かと言えば文字通り「携帯電話を販売する」ということが主な業務になりますが、それ以外の業務も行うことがあります。
具体的には以下のような業務があります。
- 携帯販売(新規、乗り換え、機種変更など)
- 店内清掃、ディスプレイ調整
- 在庫・情報管理
- 契約者のサポート
- ティッシュ配り、週末イベント
まずは主な業務である携帯販売ですが、新規契約や他社からの乗り換え、または既存ユーザーの機種変更などがあります。重要な個人情報を取り扱うために慎重に手続きを行う必要があります。
これらの業務に付随して、販売店内の清掃やディスプレイの設置・並び替えまたは在庫などの管理を行います。このあたりは当然の業務ですね。もし一つでも在庫がずれてしまうと大問題になります。
また、契約以外にも契約者のサポートを行うこともあります。具体的には
- 操作方法がわからない
- 料金を見直したい
- 新サービスや新機種について詳しく聞きたい
といった問い合わせに対応するというものです。
ちなみにここは販売員の力量が問われるところでもあります。
というのも携帯業界というのは機種やサービス含め情報の移り変わりがとても速く、最新情報を逐一把握することがなかなか難しいからです。
また、全てを逐一レクチャーしてくれるという環境もないので自分で情報をキャッチアップしなければなりません。
そして結構大変なのが、ティッシュ配りや週末イベント。
いわば客寄せの一種で、路頭に出てティッシュを配りながらキャンペーンの案内をしたり、比較的集客のある週末や祝日にイベントという形でくじ引きなどを行い、その一環で携帯電話の購入を促すというものです。
ティッシュ配りは季節によって暑い寒いがありますし、イベントもある程度費用をかけて行うので、携帯を売らなきゃいけないというプレッシャーがあって大変です。
携帯販売員・携帯ショップ店員がきつい5つの理由
そんな携帯販売員・携帯ショップ店員がきつい理由について説明していきます。理由としては大きく5つあります。
- ノルマがきつい
- 商品情報が非常に多い・すぐ更新される
- 休みが少ない
- クレーム対応が多い
- 大きなキャリアアップが難しい
以下に詳しく解説します。
ノルマがきつい
まず、一番きついのは「ノルマ」です。特に携帯販売員のノルマは多くの接客業の中でもトップクラスでハードと言われています。
僕が現役の携帯販売員だったころは土日にイベントを開いてどれだけ売れるかというのが非常に重要な指標でした。
とにかく数。
別に携帯をそこまで変えたくない人にもあの手この手で何かを契約させなければいけません。
もし落としきれなかったらトランシーバーで思いっきり怒られる始末。
まぁほんとにストレスがたまりました。
特に最近はより、きつくなっています。
昔はドコモ、au、ソフトバンクの3大キャリアで争っていたところが格安SIM会社が参入してからより競争が激化しています。さらにスマートフォンの寿命も長くなってきているので買い替えがあまり起こらないのです。
そのため、今の携帯会社はスマホ以外の販売にも力を入れていたりします。固定回線やWi-Fiなどのインターネットはもちろんのこと、ウォーターサーバーや電気、ガス、クレジットカードなどの副商材も販売していかないといけないというよくわからない状況になっています。
商品情報が非常に多い・すぐ更新される
商品に関する情報が非常に多く複雑なのも携帯販売員がきつい理由の一つです。料金プランはもちろんのこと映画や電子書籍を見れるオプションの案内などをしないといけないため、携帯以外のことも覚えなければいけません。
また、携帯の機種もたくさんあり、メーカーごとに色んな機能や性能があるのでそれらを逐一覚えていかないといけません。
そして厄介なのが、プランやサービス内容がコロコロ変わるということです。
やはりキャリア同士で競争しているため、他キャリアが新プランを出すとそれに追随してプランを変更するということが往々にしてあるのでそれらにも対応しないといけません。
この更新頻度がそれなりに高いというのがきつい理由の一つです。
休みが少ない
接客業の性(さが)といいましょうか、やはり多くの人達が休みの時に働かなければいけません。
土日祝はもちろんのこと、年末年始やお盆、ゴールデンウィークやシルバーウィークは基本出勤です。そして夏休みや冬休みなどの長期休暇も基本ありません。
結婚していない時は良かったんですが、結婚して子どもが出来るとこれがなかなかきつかったです。子供の行事などにも参加できなかったということもしょっちゅうありました。
クレーム対応が多い
携帯販売はクレーム対応が多いです。特に携帯は料金プランがお客さんに一度では分かりにくいため、どれだけ説明しても後で説明の過不足でクレームがよく来ます。
特に大手キャリアは料金が高いということでクレームを受けやすいです。
また、契約になると時間がとてもかかるため、これもクレームの原因になります。
大きなキャリアアップが難しい
そして、キャリアアップに関してですが僕が見てきた中では大きくキャリアアップ(給料があがる)というのはなかなか難しいです。
例外で「特販」と呼ばれる部隊に入り、販売専門で出来高で給料が上がるというケースもありますが、その場合、ひたすら現場での勤務となります。
場合によっては地方に応援部隊として派遣されることもあります。
※それが楽しい、やりがいがあるという人もいますが。。。
キャリアアップした場合、複数の販売店舗やエリアを管理することになりますが、それぞれのエリア管理は非常に大変でストレスがたまります。
現場の不満と上層部の目標数字とのはざまでしんどい思いをすることになります。
このように携帯販売員というのは働いていてキツいポイントがたくさんあるのですが、実はそれだけに携帯販売員は接客スキルやビジネススキルが高いという面もあります。
携帯販売員が実は持っているビジネススキルについては「携帯販売員(携帯ショップ店員)から転職を成功させる方法」についてまとめていますので良ければご覧ください。
家電量販店の携帯販売員のキツいところ
以上は一般的な携帯販売員のキツい理由でしたが、ここからは自分の経験を基に家電量販店の販売員のキツいところについてあげていきます。
基本的には立ちっぱなし
家電量販店で勤務の場合基本的には売り場での接客が基本となるので立ちっぱなしと言う形になります。
慣れないうちは、足が筋肉痛になったり腰を痛めることもあります。
まぁでもこれに関してはすぐに慣れると思います。
これはまだまだ序の口です。
家電量販店独自のルールが厳しい
これです。これがキツいです。
家電量販店ではその店で働く人間すべてに厳格なルールが敷かれます。例え、メーカーの人であったり、スポット(単発)で勤務する人であっても一律で適用されます。家電量販店で働く場合には家電量販店におけるルールと言うものがありこちらを遵守しなければなりません。
このルールがかなり厳しいです。特に都心部においては、他の量販店との競争もありかなりルールが厳しく決められております。
例えば「売り場で私語をしてはいけない」というルールがあるのですが、これを破ると即、クビもしくは出入り禁止になる場合があります。
実際に僕もやってしまったケースで言うと、新宿のある家電量販店で勤務していた際、休憩のためにに向かうために売り場のエスカレーターが使っていた際に携帯をチェックしていたところそれを家電量販店の社員に見つかりそれによって出禁(出入り禁止)になったことがあります。
ひどい場合だと、量販店のトップの管理職の人が来て売り場のスタッフが気に入らないということでその日勤務していたスタッフが全員出禁になるということもありました。
パワハラと言ってしまえばそれまでですが、携帯販売側(キャリア)側から言うと売り場のスペースを借りているという立場でもあるため、立場が弱いというのが現実です。
また、それほどまでにピリピリしているのが家電量販店の実態です。
ライバルのキャリアと目の前で客の奪い合い
他の販路と違い、家電量販店での携帯販売員は自分のキャリアだけではなく他のキャリアも参入しています。そのため来客されるお客さんの取り合いをすることになります。
ひどい場合だと「auの機種変更したいんですが」と言ってきたお客様に
「じゃぁご案内しますね」
と言ってドコモやソフトバンクのスタッフが自分のキャリアのブースに誘導しそのまま乗り換えされると言うケースもあります。
この場合、自キャリアで獲得できなかったのみならず他キャリアの獲得件数になってしまうことになるため、それを防ごうと熾烈な戦いが強いられることになります(本当に)。
実際に、携帯販売員同志でケンカに発展することもそんなに珍しくありません。
二重ノルマが課せられる
上で述べたように家電量販店によってはかなりルールが厳しい店舗があります。そのような店舗の場合携帯電話の販売数も厳しく上からチェックされていることが多く、獲得件数が少ない場合、自キャリアの上司に責められるだけだけではなく家電量販店からも責められることがあります。
こちらもパワハラと言ってしまえばそれまでですが自キャリアを有利に展開するためには家電量販店が求めている数字に答える必要があるので二重のプレッシャーとストレスがかかります。
家電量販店の携帯販売員での体験談:スマホを見ていたら出入り禁止になった
ここで僕が家電量販店の携帯販売員で働いていた時の体験談をお話します。
これは都内でも激戦区である新宿のある家電量販店で働いていた時の話です。
そのお店はビル一棟まるまるで販売エリアを展開しており、社員や販売スタッフの休憩所が売り場のさらに上に位置していました。
ですので、休憩や昼食などの時にはそこまで移動しないといけません。
エレベーターはあるのですが、それは店舗が開店している時間帯は社員や販売スタッフが利用することは出来ず、移動手段はエスカレーターでした。
ある時、仕事の連絡チェックで携帯電話をチェックしていると家電量販店の社員に見つかり、「お前何してるんだ!?」と詰められました。
家電量販店というのは店舗によって本当にルールが厳しく、そのお店では携帯電話を売り場で見てはいけないというルールがありました。
「すみません」と謝るものの、その社員はさらにヒートアップして罵詈雑言の嵐。
「お前は社会人のルールを知らないのか?」
「なめてんのか?」
などなど。
そして、結局そのお店に出入り禁止となっていまいました。
そうなんです。販売スタッフというのはとにかく立場が弱く、その家電量販店の社員がダメというともうそのお店に出勤できないという理不尽な措置を取られるのです。
その時「なんでそこまで言われなきゃいけないんだ」と腹が立ったのを覚えています。今でも。
今は全く違う業界にいるからこそ思いますが、正直、異常な空間だったと思っています。
なお、僕自身やかつての同僚などが実際に転職した経験から、携帯販売員におすすめの転職先の業界は以下のリンク先の記事内で紹介していますので良ければご覧ください。
携帯販売員・携帯ショップ店員で良いこと
さてここまで家電量販店における携帯販売のキツさについて紹介してきましたが、一方で家電量販店ならではのメリットと言うのも存在しますのでこちらも紹介します。
ガジェットに詳しくなる
携帯電話は今、色んな機器の中でも最先端の進化を遂げています。ある程度PCに出来ることはスマホでもできますし、カメラの性能も格段に上がっています。
スマホされあれば、PCもカメラも要りません。
そのような位置づけになっているスマホなのでスマホが詳しくなるとPCやカメラ、電子書籍など色んな分野が詳しくなります。
最先端の情報が仕事をしながら手に入るところが携帯販売のよいところではないでしょうか。
家電製品が割安で買える(家電量販店の携帯販売員の場合)
当然ことながら、家電量販店ですので携帯以外の家電もあります。
そこで、家電製品が安く買えると言うことがあります。
さらにメーカーさんの販売員とも仲良くなるのでどのような商品がどういう風にいいのかと言う情報も手に入るので家電製品にも詳しくなることができます。
より条件の良い会社にハンティングされる(家電量販店の携帯販売員の場合)
上で述べたように家電量販店には他の携帯会社が入っています。また携帯販売員に限らず、家電量販店にはいろんなメーカーのスタッフも在駐しています。
ですので、より条件の良い会社に販売員としてハンティングされることもあります。
場合によっては同じ携帯販売員にも関わらず、給料が時給換算で1000円以上アップする例もしばしばあります。
なるべく給料が良い携帯販売員で働くためには
さてそんな携帯販売員ですが、多くの場合契約社員もしくは人材派遣会社の正社員として働くことが多いです。
その場合、どこの会社に所属するかで給与が大きく変わってきます。
実際に僕も経験したケースで僕自身は時給1800円で働いていたところを全く同じような仕事をしていた別のスタッフは時給1200円で働いていたと言うことがありました。
これは特に珍しいケースでもありません。
携帯販売員はいろんな人材派遣会社やキャリアが独自に採用しているスタッフなどいろんなケースがあるのでそれによって給与が変わってくるのです
ですので、どこの会社に就労する場合も給与チェックするのが必須です。
おおまかな目安として時給換算なら都市部なら1500円以上、月給制なら25万円以上が基準になるかと思います。
携帯販売員・携帯ショップ店員に向いている人・向いていない人
以上を踏まえて、携帯販売員に向いている人は
- ガジェット系が好き
- 接客業が大好き
- ノルマにやりがいを感じる人
だと思われます。逆に
- ライフワークバランスを重視したい
- 接客業が苦手
- ノルマにおわれるのがしんどい
と言う方にはおすすめしません。
携帯販売員・携帯ショップ店員が本当にキツくなったら
携帯販売員としての先が見えない・本当にキツくなったら、迷わず転職しましょう。
実は携帯販売員として身に付ける知識やスキルは転職において市場価値が高く、全く別業界にいくだけで年収が500~600万円になるということはざらにあります。
僕自身も、携帯販売員だったころから年収400万円以上アップさせています。
その内容は以下の記事に詳しく書いています。
携帯販売員(携帯ショップ店員)から転職を成功させる方法を経験者が解説しますもちろん、今の仕事が好きなのであればいいですが本当にしんどくなったら転職を検討してみてください。